【I.-4.】 糖尿病とは
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糖尿病…私たちが日常的に口にする病名ですが、いまいちどその定義を明確にしておく必要がありましょう。「持続的な高血糖・糖尿を呈する代謝疾患」『広辞苑第五版』が糖尿病です。
【高血糖】とは、血液中の【血糖値】が高いということですがそのポイントは【ブドウ糖】(葡萄糖)にあります。日々の食卓において、私たちが摂取する栄養のひとつとして【糖質】が挙げられます。甘味料や果実のみならず、ご飯やパンなど炭水化物にも含まれるものです。ヒトは、【唾液】に始まり【膵液】から【腸液】に至るまでの【消化酵素】を分泌することで、この糖質をブドウ糖に変化させ、腸内で吸収します。加えて、【肝臓】も、ブドウ糖を生成します。このようにして人体はブドウ糖を作り、血液中に放出され【血糖】となるのです。
【糖尿】、すなわち「葡萄糖を正常値以上に含む病的な尿」『同上』が出ることが【糖尿病】と呼ばれる所以ともなっていますが、再確認すると、血糖値(血液中の血糖濃度)が高い状態が長期的に続くと、尿にもブドウ糖が滲み出すという仕組みになっているのです。
以上が、罹病に至る原因の最も基本的なところですが、血糖異常に至る経路にはいくつかのタイプが定義されます。これについては、第二章で詳しくみてまいります。