【IV.-2.】 糖尿病の検査方法(2)――複数回検査
糖尿病の判断基準となるのは、要は高血糖が慢性的になっているかどうかという点です。私達は、食事をすると摂り込んだ【糖質】を消化し、【ブドウ糖】に変え、【小腸】で吸収します。これによって、必ず血糖値は一時的に上がります。しかしながら、健康な人間にあっては、食後2~3時間経つと血糖値は再び元に戻ります。このメカニズムを利用して、糖尿病の診断は行われます。
まず最初に挙げられるのが【早朝空腹時血糖値】検査です。被験者は検査前日21時から絶食しなければなりません。そうして、翌朝になってから血糖値を計測するというものです。数値的な判断基準となるのは【126mg/dL】です。【食後2時間値】を計測する方法もあります。すなわち、本来は正常値に戻るべきである時点の血糖値を計測するのです。判断基準は、【200mg/dL】です。【随時血糖値】と呼ばれることもあるようです。一方、食事の代わりに【ブドウ糖】を被験者に与え、2時間後の血糖値を計測するという方法もあります。【75g経口ブドウ糖負荷試験】です。判断基準は、同じく【200mg/dL】です。
以上三点に記した診断方法においては、日にちを改め複数回にわたり検査が行われます。一度目に判断基準を超える値をマークした場合は、一旦【糖尿病型】と診断されます。その後の試験でも同様の結果が出る場合に、被験者は【糖尿病】と診断されるのです。ただし、【妊娠糖尿病】においては、この基準に差異があります。後ほど詳しく紹介します。
