【IV.-5.】 糖尿病の治療方法(2)――1型糖尿病とインスリン療法
現在、糖尿病といえば【生活習慣型】=【インスリン非依存型】=【2型】が患者数全体の9割を占め、圧倒的な存在感をもっていますが、その一方で、とくに幼い子供や若い人を中心に闘われているのが【1型】=【インスリン依存型】の糖尿病です。名前にも見て取れるように、治療に当っては【インスリン】が重要な役割を担います。【2型】患者さんは、膵臓の【ランゲルハンス島】内【β細胞】が一定のインスリン(インシュリン)生成能力を有しているのに対し、【1型】患者さんにおいては【β細胞】が破壊されているためインスリン分泌自体ができないからです。
1型の患者さんは、常に自分で、血糖値を測り、血糖値管理を行わなければなりません。一般的には専用の採決器具を用い指から採決し【試験紙】に懸けます。その結果に基づいて必要なインスリンを注射摂取することになります。
このインスリンにも、超速効性から超遅効性のものまで、発効時間には様々なバリエーションがあります。また、速効性と遅効性のものを適宜ブレンドすることで、個々人の体質・生活スタイルに適合した製剤がなされています。
また、一日に行われるインスリン治療法の回数にも様々なタイプがあります。最も一般的なのが4回です。朝食・昼食・間食・夕食前もしくは、朝食・昼食・夕食前(間食後夕方)・就寝前に行われます。日中は外出など、注射を容易に行うことが出来ない方などには、3回で済ます方法もあります。夜の注射を行わない3回型もあります。発症初期は朝夕の2回で血糖値管理を行うケースも多いです。幼児・児童など、間食が多い患者さんは、2回型に加えて、昼食・間食前に少量のインスリン摂取を行う方法もあります。
