【IV.-6.】 糖尿病の治療方法(3)――インスリンポンプ
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インスリン注射は、注射器具の取扱い・管理、また弛むことない血糖値管理といったように常に神経を尖らせておかなければならない治療法であるともいえましょう。この注射による治療法の他にも、【インスリンポンプ】を用いた糖尿病の治療法があります。
【インスリンポンプ】とは、速効性のあるインスリン(インシュリン)を皮下に注入し続ける携帯ポンプです。英国に端を発し、すでに30年の歴史をもつ医療器具です。
ヨリ専門的には、【CSIIインスリン持続皮下注入法】(continuous subcutaneous insulin infusion)と呼ばれる方法です。ヒトが本来もっているインスリンの【基礎分泌】と【追加分泌】をポンプによって代行しようというものです。【基礎分泌】とは、空腹時の血糖値を一定に保つ働きをします。ポンプによって【基礎注入】されます。【追加分泌】とは、食事などを契機とする分泌で、摂取したブドウ糖をグリコーゲンに変え肝臓・筋肉・脂肪に蓄積する働きをします。同様に【追加注入】されます。
メリットとしては、注射を用いた治療法では、どうしても血糖値の変動が大きくなりがちなのに対して、ポンプを用いると就寝時においても安定した血糖値の持続が見込まれるということが挙げられます。運動・食事量・食事時間の変化に応じて、フレクシブルに血糖値管理をすることができるのが、インスリンポンプのメリットです。