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【IV.-12.】糖尿病の治療方法(9)――運動療法…運動量

さて、糖尿病で運動療法を講じる際、具体的にどのような目安があるのでしょうか。まず、運動の種類ですが、前節に述べたように【GLUT4】は、刺激された筋細胞においてのみ活性化します。すなわち、運動した部位だけにおいて血糖が吸収されるということです。したがって、全身運動がよりよく各部位に働きかけるといえましょう。また、ブドウ糖を消費しエネルギーを生成し、脂肪をも燃焼させる運動においては、大量の酸素を血中に取り込む必要があります。瞬発性を要する【無酸素運動】ではなく、ゆっくりと長時間にわたって呼吸を行いながら運動する、すなわち【有酸素運動】が適しているのです。

手軽に全身を使う有酸素運動としては、【ウォーキング】・【ジョギング】・【水泳】・【縄跳び】が挙げられます。個々人の体質(血圧など)に最適の方法が選択されることが求められます。

運動量として一般的に理想とされているのは…
【1週間におよそ1,000kcal】
を消費することとされています。つまり、
【1日150kcal前後】
の運動量を目安とすればよいわけです。
運動の種類別に運動時間の目安をみると…
【ウォーキング:早足(5km/h弱)で半時間強】
【サイクリング:平地走行で半時間強】
【ジョギング:ゆっくり走って20分】
【縄跳び:10分】
【水泳:平泳ぎで10分】
【テニス:20分】
となります。

ただし、無理をする必要はありません。運動療法の効果は運動後2日間持続して作用するともいわれています。1週間の中に運動をしない日があっても問題はありません。また、食後1~2時間のうちに運動をすることで、血糖値の上昇をヨリ効果的に抑制することができます。

         

IV. 糖尿病――診断から治療まで

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