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【V.-3.】 糖尿病を巡る医療費 其の二

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さて、厚生労働省「第21回社会保障審議会保険部会配布資料」(2005年)では、他にも興味深い情報が提供されています。(2005年時点での発言であることにご注意ください。)「10年前の健診結果を見ると、代謝系に異常があった者は約43%が糖尿病患者となっており、代謝系に異常がない者の約6倍であった」ということです。これは、糖尿病の危険因子との関連について言及した発言ですが、危険因子が多いほど、医療費が高くなることを示すデータを次に紹介しましょう。

ここでは、【主要4検査】の結果と医療費との関係が統計に示されています。【主要4検査項目】とは、【BMI(肥満)】・【血圧】・【脂質(コレステロールなど)】・【代謝系(血糖値など)】のことです。1993年(H.5)の【主要4検査項目】の健診結果に則した、2003年(H.15)年における患者一人当りの年間医療費は…
【4項目異常なし:140,000円】
【1項目異常あり:150,000円】
【2項目異常あり:200,000円】
【3項目異常あり:220,000円】
【4項目異常あり:450,000円】
となっています。「健診結果で見つかった項目が多いほど10年後の患者一人当り医療費は高くなり、異常なしの者と主要4検査項目異常ありの者では3倍の格差」があることが目に見えて明らかです。一方で、項目毎に異常の有無に応じた医療費の格差をみておくと…
【BMI(肥満):163,000円 / 193,000円 ⇒ 格差約1.2倍】
【血圧:156,000円 / 225,000円 ⇒ 格差約1.4倍】
【脂質(コレステロールなど):164,000円 / 176,000円 ⇒ 格差約1.1倍】
【代謝系(血糖値など):161,000円 / 271,000円 ⇒ 格差約1.7倍】
…いかがでしょうか。血糖値など代謝系の健診結果が芳しくなると、医療費が群を抜いて高くなるということです。

これらの数値をそのまま現時点に当てはめることはできませんが、示唆に富んだ統計データであるといえましょう。最新のデータによる統計の更新が望まれるところです。

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V. 糖尿病が生み出すリスク 経済的費用

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【V.-1. はじめに】 【V.-2.】 糖尿病を巡る医療費 其の一 【V.-3.】 糖尿病を巡る医療費 其の二 【V.-4.】 糖尿病医療費の助成制度 其の一 【V.-5.】 糖尿病医療費の助成制度 其の二 【V.-6.】 糖尿病保険